40代というと、人生の折り返し地点で、新しいことを始めるにはもう遅い、という印象がありませんか。
本書の著者いれぶんさんは、そんなことはないということを体現してくれています。
とても充実した40代を過ごしており、40代が最高に楽しいと語っています。
そんな「最高の生き方」を見つけるためのコツが紹介された、『40代から手に入れる「最高の生き方」』を紹介します。
この記事はどらが書きました。
著者の紹介
本書の著者いれぶんさんは、40代でサイドFIREを達成したインフルエンサー。
今は、本業を引退しFIRE達成しているようなので実業家、起業家でしょうか。
Twitterをはじめ、ブログ、Voicy、Instagramなどで情報を発信し、オンライサロンの運営も行っています。
特にTwitterではフォロワー8万人超の人気者。
40代に希望を与える存在となっています。
内容の紹介と感想
本書の著者いれぶんさんは40代から、3つの余裕がそろい「最高の生き方」を手に入れたそうです。
- 時間の余裕
- お金の余裕
- 心の余裕
「40代」というとどんなイメージを持つでしょうか?
私は子供のころは、40代というともう「オヤジ」というイメージで、さえないサラリーマンが浮かびました。
社会に入ってからの40代のイメージは、バリバリ働くがストレス多き辛い年代という印象です。
実際に40代になると、思い通りの人生になっておらずもがき苦しんでいる、というところでしょうか。
やはり、40代となると新しいことに挑戦するのはもう遅い、という思いになりがちです。
ですが、著者のいれぶんさんは40代から色々なことに挑戦し、「最高の生き方」を手に入れています。
40代からでも遅くない。
40代は楽しい。
これを教えてくれる本です。
ちなみに、いれぶんさんはTwitterで多くのフォロワーさんを有しており、収益化にも成功しています。
Twitter界ではちょっとした有名人ですね。
いれぶんさんが本を出すということで、Twitter収益化の「ノウハウ」が紹介される本かと少し思っていましたが、ある意味裏切られました。
「ノウハウ」があっても人生を変えることは難しい。
「ノウハウ」を生かすためのコツ、これが大事です。
と、語っている通り、本書は「ノウハウ」を紹介する本ではなく、思考や行動のヒントになるようなことが記載されています。
目次
- 第1章 人生は40代で花開くようにできていた
- 第2章 まずは溜まった「ストレス」を全て解放する
- 第3章 「人づきあい」をもういちど見直す
- 第4章 「お金」と「時間」は“これ”に投資せよ
- 第5章 本当の「不惑」になれる8個のリスト
- 第6章 賢い人は「しないこと」を決めている
おすすめポイント
本書でためになった、共感できた内容を一部紹介します。
- 80%でこなす
- 受動的な無理をしない
- 居場所はいくつもあったほうがよい
- 当たり障りのない決断をしない
それぞれ詳しく紹介します。
80%でこなす
イレギュラーなことが起こることを想定して、常に80%でこなすようにするという考え方。
20%の余力、いわゆるバッファ、これを残しておくことで、イレギュラーが発生した時に対応できます。
では、イレギュラーが発生しなかったら20%はどうするのか?
というところが、この考え方の重要なところだと思います。
著者いれぶんさんは、プラスαのアイデアや行動をすると言っています。
ここで、昔聞いた話を思い出し、この20%で、緊急度は低いが、重要度が高いタスクをこなすべきだと思いました。
下図の左上のタスクですね。
この20%をダラダラ過ごしてしまうとよくないですね。
この考えは、色々なところで語られているので認識している方も多いかと思いますが、実践するのはなかなか難しいですよね。
今の時代、自分の予定が公開されていることも多いと思うので、空いていると予定が入ってしまうということはありますよね。
あらかじめ、予定が入らないように工夫するなどして対応したいですね。
受動的な無理をしない
「無理はしない方がよい」といのは良く理解されていることだと思います。
ただ、何でもかんでも無理しない、という考え方もどうかと思いませんか。
本書で紹介されている考え方は、「受動的な」無理をしない、ということです。
この考えは、あまり意識したことがなかったので、参考にしたいと思いました。
仕事をするうえでは、急な仕事の依頼が発生することは避けられないはずです。
これを仕方がないから渋々受け身で引き受けるのと、必要性を理解し納得したうえで、能動的に引き受けるのでは大きな差が生まれます。
自ら引き受けたので、工夫して前向きに取り組むことができ、学びや気づきを得ることができます。
仕事でピンチの時は成長するチャンスだと、改めて気づかされました。
居場所はいくつもあったほうがよい
この考えも共感できたので紹介したいと思います。
40代になると、職場と家庭の2つが居場所になると思います。
その他にも居場所=コミュニティはあったほうがよいという考えです。
私もそんなに多くのコミュニティに属しているわけではありませんが、趣味でやっているバスケチームの仲間、子供が小さい時に知り合ったパパ友などで感じることがあります。
特に、仕事と関係ない、利害関係のない人と関わると、刺激を受けることがあったり、新たな発見があったり、ストレス発散になっているなと。
今は、オンラインコミュニティからオフラインのコミュニティに発展することもあると思います。
私はまだその域には達してないですが、今後も積極的にオンラインのコミュニティにも参加していきたいと思いました。
当たり障りのない決断をしない
この考え方は、非常に衝撃を受けたので紹介します。
「当たり障りのない決断」とは誰も傷つけない、波風を立てない、ストレスを発生させない決断のこと。
そんな決断をしていませんか?
私は結構しているなと反省の念に駆られました。
誰かに悪い、自分も辛い、なんとかその場を凌ぐために楽な決断をしてしまう。
やってしまいがちですが、それは挑戦しないことに繋がります。
これが習慣化してしまうと、波風は立たないが成長もない、というような人生になってしまいます。
なんとも心に突き刺さるような考え方ですが、心改めようと思いました。
まとめ
今回は、いれぶんさんの著書『40代から手に入れる「最高の生き方」』を要約・紹介させていただきました。
Twitterでいれぶんさんを知り、40代の体験談としてtweetを見ていました。
どこか身近な存在として受け止めていましたが、本書を読み深く知ることで、いれぶんさんの偉大さがわかった気がします。
20代、30代は荒波にもまれ様々な経験をしてきたのでしょう。
その経験があり今の40代があるのでしょうね。
他にも「最高の生き方」を見つけるためのコツが本書には紹介されていますので、興味がある方は是非手に取ってみてください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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