人は誰しも悩みを抱えながら生きていくものです。
悩みが「つらい」「苦しい」と抱え込んでいる人も、本書を読めば気持ちが和らぐことでしょう。
「言語化」つまり言葉にすることで悩みが消える、気分がスッキリします。
そんなやり方を教えてくれる本を紹介します。
内容の紹介と感想
「言語化」とありますが、最近はやりの言語化本ではありません。
樺澤先生得意の悩み解決本です。 「言語化」することで悩みは解決するということを語っています。
樺澤先生は精神科医であり作家でありYouTubeで情報を発信もしています。
日々数十件の悩み相談があり、その解決法を書籍やYouTubeで回答しています。
それでも悩みが尽きないので、いろんな角度で悩みの解決法を発信し続けいています。
悩みとは何か
今回は、言語化で悩み解決。 その前に、そもそも「悩み」とは何かというところから始まります。
- 悩みとはどのような症状・感情なのか?
- 悩みがまったくなくなることは良いことなのか?
- その悩みは本当の悩みなのか?
悩みとは、対処法がわからず、つらく苦しくなり、先に進めなくなってしまう状態です。
しかし、悩みがあるということは、それを解消し前に進むことができれば成長できるという見方もできます。
大きな困難に直面しもがき苦しみ停滞してしまうことも、小さく分解し少しずつでも前に進んでいくことができれば成長していけるのです。
また、悩みは成長のチャンスとも言えるのです。
実際に直面している場面でこう考えることは難しいと思います。
しかし、頭の片隅にこのことをインプットしておけば、実際困難に直面した際に、これも成長のチャンスと少しでも思えれば気も楽になるのではないでしょうか。
私もそう思うことにします。
そもそも、その悩みは本当に「悩み」なのかと問いかけてみるのも良いようです。
周りのみんなはできているのに、自分だけできない。
と、思うことが誰にでもあります。
ただ、周りのみんなも同じような悩みを抱えているものです。
樺澤先生が独自にSNSで取得したアンケート結果がエビデンスとして掲載されています。
みんな普通で多数派なんです。
そう考えると悩みも悩みでなくなりますね。
悩みの解決方法
さて、悩みが何かがわかったところで解決法の言語化です。
よく悩みを人に話しただけで、状況はなにも変わっていないのにすっきりした気持ちになることはないでしょうか。
まさにこれが言語化で悩みが解決するということ。
相談する人がいない場合は、書いてみるのも良いです。
悩んでモヤモヤする原因は、脳の作業領域が狭いために起こっているものです。
人に話したり、書いたりすることで言語化しアウトプットすることで脳の作業領域に余裕が生まれるのです。
そうすると、モヤモヤが減っていき悩みも軽くなっていくのだそうです。
さらには言語化に次に行動に移すとなお良し。
言語化してアウトプットしたことを小さなタスク化して、少しずつ行動していけば悩みも解決に向かっていきます。
行動することで、また次のタスクが見つかりさらなる行動につながり好循環が生まれるんですね。
最後に、それでも悩みが解決できない場合の対処法は「あきらめる」です。
悩みの中には自分でコントロールできるものと、できないものが存在します。
コントロールできないものをいくら悩んでも解決には至りません。
これはあきらめるしかないのです。
では、自分でできることは何か?を考えていくことが大事です。
まとめ
樺澤先生は、精神科医の経験、SNSでの悩み相談から得た知見を書籍で数々発信しています。
解決できない悩みはない、と宣言しており、色々な切り口で悩み解決法を伝えています。
どの書籍を見ても健康のために大事なことは
- 睡眠
- 運動
- 朝散歩
と謡っています。
心と身体のバランスを整えるにはこれが必要なんですね。
私も、樺沢先生の本に出会ってから、この3つを心がけて行うようにしています。
定期的に樺澤先生の本は出版されますので、発刊されるたびに思い出して忘れないようにしています。
本書の目次
- 第1章:悩みは解決するな!
- 第2章:悩みを分析する3つの軸
- 第3章:悩みを解消する3つの方法
- 第4章:見方を変えれば楽になる(視座転換その1)
- 第5章:自分だけで悩まない(視座転換その2)
- 第6章:言葉にすれば悩みは消える(言語化その1)
- 第7章:言語化する勇気を持つ(言語化その2)
- 第8章:行動すれば悩みは消える(行動化)
- 最終章:悩みが消える究極の方法
著者の紹介
樺沢紫苑先生は、精神科医であり作家。
SNS、メールマガジン、YouTube、ブログなどで情報を発信し「日本一、情報発信する医師」として活躍されています。
YouTubeで精神科医ならではのうつ病にならない方法や、メンタルを整える方法を発信しています。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント