読書はコスパ最強の自己投資です。
1,500円程度で先人の知識が習得できます。
ただし、どんな本を読んだらよいか、どのように読んだらよいかで悩んだりすることはないでしょうか。
また、たくさん本を読んでも内容を憶えていなかったり、身に付かない、と思うこともあるのではないでしょうか。
そんなときに、本の読み方を紹介する本を読んでみてはいかがでしょうか。
おすすめの読書術本を紹介します。
今回紹介する本の中には、月額980円のkindle Unlimitedで無料で読めるものも含まれています。
初回30日は無料ですので、まずはお試しで確認してみてはいかがでしょうか。
本書の著者、マグさんは、書籍の紹介や読書術を発信するインフルエンサー。
Twitterはフォロワー数9万人超、Voicyは再生回数130万回超の実績を持っています。
著者のマグさんは、高校を中退という学歴で勉強嫌い。
そんなコンプレックスを持ちながら、読書と出合い人生が好転したといいます。
さらには面倒くさがりだったことから、少しでもラクに知識を体得する方法を常に考えていたようです。
これらの経験から得た「読書の恩恵」と「読書効率を最大限まで高めるメソッド」を本書で紹介しています。
特に、読書は目的になりうる。
と明確に主張していて、「読むだけでもいいんだ」と激しく共感します。
また、ノートやペン、付箋を使わなくても効果的な記憶術なども紹介されており、今後の読書にも役立ちます。
読書を習慣化したい方はもちろん、読書好きにもおススメできる一冊です。
以下でも詳しく紹介していますので、ご覧ください。
『投資としての読書』 本山裕輔 著
コンサル会社を経てMBAを取得し、オンライン動画サービス「グロービス学び放題」にも出演する本山氏の読書術本。
年間300冊本を読み、「BIZPRERA(ピズペラ)」というビジネス書評のブログを運営しているためこの分野については実績十分ですね。
やはり、実績を残している人はアウトプットの量がハンパじゃないと思わされます。
本は読むけどなかなか身に付かない、と思う人にはおすすめの本です。
読書は1,500円くらいでできるコスパ最強の投資と言われていますが、どんな本を読んだらよいか、どのように本を読んだらよいかが解説されています。
とても分かりやすく、次に本を読むときから意識していきたいと考えさせられます。
「本は読んだらアウトプットしなさい。」と、色々な本に書かれています。
本を読んで情報をインプットし、そこで得た知識をアウトプットして定着させていく、ということ。
しかし、著者はまずアウトプットありきの読書術を提唱しています。
まず、アウトプット(実践、疑似体験)をして、そこで不足している知識を読書によってインプット(補う)というサイクルです。
本は、不足している知識を補うために、必要な本から必要な部分を読んで習得すると効率が良いということになります。
今まであまり考えたことがなかった手法なので、なるほどと納得させられました。
他に、選書には「川下り型」「山登り型」という2つの方法が紹介されていて、いつか使う知識と、すぐに使う知識、の2つによって使い分けることが紹介されています。
そして知識を定着させるアウトプット方法としての「ペライチ整理法」
本の内容をA4一枚に要約しましょう、というやり方です。
「要点=問い×答え×根拠」
ということを意識して要約すると良いとのことです。
これから読書する時に意識していきたいと思います。
本書の最初の方に、この本の要約が図解されていて、まとめ方の参考になります。
『自分の頭で考える読書』 荒木博行 著
私たちは終身学習刑を宣告されているのです。
本書の序盤で出てくる一文で、とても印象的でした。
一昔前と異なり、変化の多い現代では学生を卒業したあとも学び続ける必要があります。
このことを、作家のカリエール氏が表現したようです。
この表現に対して著者は、どうせ学び続けなければいけないのであれば、楽しく学び続けたいですよね。
と主張し、「終身学習刑」ではなく「終身エンタメチャレンジ」として楽しく学び続けましょうと主張しています。
その手段として、本を使って楽しく学び続ける方法を紹介しています。
今の時代、なぜ本なのか?
多くの読書術本で語りつくされている問いです。
この答えも、楽しく学び続けることがポイントでないのか、と思いました。
インターネットが発達した現代では、情報はあふれかえっており、本以外にも知りたいことに対する答えを取得する手段はたくさんありますね。
それでもなぜ本を読むと良いのでしょうか。
本書が語る本の魅力は、「魅力的でないこと」。
ん?
と思いますよね。
ここでの「魅力的」は、短時間で効率的に情報が吸収できることです。
インターネットによって、動画、音声などにより多くの情報を得ることができるようになりました。
ただし、情報が多すぎて自分で考えるという行為が疎かになってしまいます。
一方、本には文字と図表くらいで、比較的情報が少ないです。
その分、自分の考えを投入する余地が多いところ、つまり「余白」があるところ。
これが本の魅力と語っています。
この「余白」に自分の考えを投入することにより、想像力や世界観が広がり楽しく学ぶことができる。
これが、この時代に本を手に取る理由なのかな、と思いました。
ちなみに、本書にちりばめられたかわいいイラスト。
著者の荒川さんが書いたものだそうです。びっくり。
以下の記事で詳しく紹介していますので、よろしければ参照してみてください。
『科学的に正しい読書術』 金川顕教 著
年間730冊の本を読破し、「YouTube図書館」を運営する公認会計士の金川顕教氏による読書術本。
毎日YouTubeで書籍の紹介をするほどの読書家であります。
そんな実績から、お勧めする読書術を紹介しています。
裏付ける情報も掲載されていますので、根拠ある読書術本となっています。
ちょっと文字ばかりで固めの表紙からは難しそうな印象を受けましたが、読んでみると読みやすくわかりやすかったです。
さすがは年間何百冊も読書をしているだけはあります。
本書の中では、目的明確化、選書、読書、アウトプット、習慣化、集中の技術を紹介しています。
私の本書を選書した目的が、読んだ本を身に付けるにはどうすればよいか。
やはりアウトプットが必要ということを再認識。
こうしてブログでアウトプットしてるけど、もうすこしやり方を変えてアウトプットしないと定着しなさそうですね……
『読書を自分の武器にする技術』 尾藤克之著
これまで1万冊以上の書籍紹介を行ってきたコラムニストの尾藤克之しによる読書術本。
多くの本をたくさん効率的に読んで、知識として蓄えていくにはどうしたら良いか、という疑問に答えるべく一冊です。
本書で度々語られているのが、読書は楽しむことが大事ということ。
速読だろうが、遅読だろうが好きなように読むことで知識は得られるものだと思います。
では、ビジネス書をどうやって楽しんで読むかですが、以下のように紹介されています。
著者の心の奥深くにある「隠れたテーマ」を見つけること
ビジネス書には、「類似ポイント」があり同じテーマのほんでは外せない内容が存在します。
真新しい理論を提示できている本は珍しいでしょうし、あったとしても部分的には「類似ポイント」になるでしょう。
たくさんビジネス書を読んでいると、このように思うことはありますよね。
このなかから、著者に共感できる箇所を見つけることで、読書が楽しくなります。
楽しむことは前提にあるとして、どうしたら読んだ本の理解度をあげられるか? これは、読書術の定説でありますが、以下が紹介されています。
- アウトプットする
- 本に書き込む(汚く読む)
楽しく読書するという前提で、たくさんの本を読むにはどうしたらよいか?
本書の著者は、1冊を10分で読み、30分で記事を書き、10分で投稿作業を終える ということを行っていたそうです。
これはかなり極端な事例なので実現は難しそうですね。
ただ、本書で紹介されている「3分の1リーディング」方はちょっと面白かったので紹介します。
やり方は、縦書きの本であれば、本の3分の1部分しか読まないという方法です。
上の3分の1部分を読み、左に進めてきます。
なぜこれで理解できるかというと、以下の3つの理由が挙げられています。
- ページ3分の1を読めば、ページ半分の50%は視界に入る
- ページの上半分に、主語と述語が含まれていることが多い
- ページの上半分の文字数が60~65%で構成されているため
商用出版されている本であれば、正しくわかりやすい文章に構成されているため、主語と述語の位置関係が近く、上半分に書かれていることが多いのだそうです。
確かに日本語の書籍はこの傾向はありますね
ちなみに、横書きでも同じ効果はあるみたいです。
理屈はわかるし、試してみてもなんとなくわかる気もしますが、慣れが必要そうです。
『自己肯定感を上げるOUTPUT読書術』 アバタロー著
書評YouTuberとして活躍するアバタローさんの読書術本。
『読書によって、人は自己肯定感を高め、人生を好転させることができる。』
ということが筆者の主張です。
これは激しく同意できますね。
その中でも、『読書は食事である』と主張しており、印象深い。
バランスよく、効率よく読書をして知識を蓄えていくことが大事です。
本書は、読書習慣のない人向けの本とえいそうです。
読書が嫌いにならないよう、自分のペースを崩さないことが重要と語っています。
何事にも長く続けるコツは「楽しむこと」です。
だたし、どの読書術にも書いてあり、本書のタイトルでもある通り、本は読むだけでは人生変わりません。
読書したらOUTPUT、つまり行動せよということです。
読書術本の定説ですね。
読書後のOUTPUTがなぜ大事か、そしてそのOUTPUTの具体的なやり方、INPUTのやり方はもちろん、選書の方法論も教えてくれます。
読書初心者はもちろん、読書馴染みの人も再確認のためにどうぞ。
『知識を操る超読書術』 メンタリストDaiGo 著
メンタリストDaiGoさんによる読書術本。
世に出ている読書術本も色々読んでいますが、幅広く見解を広げたく手に取った本。
DaiGoさんは幅広く本を出していて気になっていました。
本を読むには事前の準備が大切であると。
その本を読む目的を設定して、自分が知りたい章を読む。
いわゆる「拾い読み」ですね。
本は全部読む必要はないということです。
これは多くの読書術本に紹介されている内容で、読書家としては当たり前なのかもしれませんね。
本書も、目的ごとに読む章を選んでね、と書いてあります。
私は、本を読む苦手意識はなくなったので、第3章の「理解力と記憶力を高める5つの読み方」から読んでみました。
「予測読み」「つなげ読み」「要するに読み」
など意識しながら読んでみようと思うテクニックが紹介されています。
あとは、やはり読んだらアウトプット、これが記憶に残る方法ですね。
事前に準備して、目的を明確にして読む読書が紹介されていて、もちろんそれがよい方法なのでしょう。
しかし、読むことを目的にして知識を蓄えていく、という読書もありかなと思っています。
色々な読み方を使い分けていくのがいいのかな、と思います。
『読んだら忘れない読書術』 樺沢紫苑 著
毎月30冊の読書を行う精神科医の樺沢紫苑先生による読書術ノウハウ本。
樺沢先生は、精神科医で診療を行う傍らで、毎日FacebookやYouTubeなどで発信を行っています。
これほどの発信力の元となるのが読書であると。
その読書も、内容を覚えていないのでは意味がないので、忘れないようにするテクニックを紹介しています。
記憶に残すためのポイントは、「アウトプット」と「スキマ時間」。
樺沢先生の別の著書「アウトプット大全」でも語られていますが、記憶に残すためにはアウトプットが大事。
ひとつの本を読んだら、1週間以内に3回アウトプットしなさいと。
本に書き込んで1回、人に話して2回、SNSで発信して3回。
これができれば理想的ですね。
また、スキマ時間を使うほうがより記憶に残りやすいんだそうです。
時間設定による締め切り効果だったり、「初頭努力」「終末努力」といわれる初めと最後に記憶力が高まる効果があるため、短い時間で記憶に残る読み方ができるようです。
本の読み方も紹介されております。
全部を読まずに目次から知りたいところを読んでいくという方法は、他の読書術本でも必ずと言っていいほど出てきますね。
その他、電子書籍のメリットも紹介されており、やはり時代は電子書籍ですかね。
私は未だに紙派なんですけどね。
読書術も色々あるので、自分にあったものを取り入れてオリジナル読書術を完成させていくことが大事なのかと思いました。
『読む力 最新スキル大全』 佐々木俊尚 著
「本」を読む力ではなく、「情報」を情報をいかに効果的、効率的に読むかといった内容の本。
ネットの記事はニュース、SNSなどから多くの情報が発信されているが、その情報をどう選択しどう読み説くか。
非常に情報量が多い書籍になっています。
著者の佐々木俊尚さんは作家でジャーナリスト。
過去には新聞社に勤めていたようですが今はフリーランスで活動中。
とにかく、ありとあらゆるテクノロジーを駆使して情報を収集・選別・保管しています。
- 情報を収集するためにRSSリーダーの活用。
- 情報取得ツールとしてのTwitter活用。
- あとでじっくり読むためのアプリや、メモアプリの活用。
- 書籍は基本的に電子書籍。
- 書類は全てスキャナーを使用しpdf保存。
などなど、徹底していて感服します。
本書のなかで面白い表現で「知肉」という言葉が出てきます。
通常は「血肉」ですね。
血液と肉がからだを形作っているという意味。
「知肉」は、様々な知識から「概念」をつかみ「世界観」を描く。
その「世界観」から自分のための「知肉」を育てる。
ちょっとムズカシイデスネ。
いわゆる、情報を得ただけではダメで、それを自分の知識の肉として、定着するようなイメージでしょうか。
そのやり方も面白くて、「概念」をつかむつかむことが大事ですが、これは人の頭でしかできない作業です。
これの説明もムズカシイのですが、たくさんの情報をつなぎ合わせてストーリーを描いたようなもの。
そのために、人間の頭は「概念」を作ることに専念できるよう、情報はコンピューターに保存しておくのが効果的だと。
そして「概念」を集め、結びつけることによって「世界観」や「知肉」にしていきます。
この「世界観」や「知肉」にするのは人間が無意識の領域で行うことで、これを「コビトさんたち」が働いてくると表現しています。
頭のなかに「概念」をばらまいておくことで「コビトさんたち」が働きやすくなるそうです。
「散漫力」という面白いキーワードもあるのですが、長くなったのでぜひ本書で確認してください。
「読む力」のみならず、知識をどう活かしていくかなどについても語っている一冊になっています。
ちょっと抽象的で哲学的なものも入っていて難解かもしれませんが、何度も読んで理解していきましょう。
『「読む」だけで終わりにしない読書術』 本要約チャンネル 著
著者は、登録者数100万超の人気YouTubeチャンネル「本要約チャンネル」の運営者。
ビジネス本などを紹介するチャンネルで、1万冊読んだ実績から読書術を紹介しています。
本は読むだけで満足せずに、書いてあることをどんどん実践していきましょう、ということを紹介しています。
そのためには、きちんと目的を設定し、本紹介のサイトを活用し自分が必要な本を選ぶことが大事であると。
そして、本で得た知識を実践し記録する「レコーディング読書」を推奨しています。
本に書いてあることが自分に合うかどうかはわからないので、アレンジしてみたり、他の本を試してみたりして、自分なりの習慣を身に付けていくといいですね。
めちゃめちゃよくわかります。
本も読んだらアウトプットしないと忘れてしまいますので。
いろんな本にもそう書いてあるし、たぶんこれがマジョリティで最適解。
ただ、読むことが目的の読書も捨てがたい。
本を読むことによって、他のことが知りたくなり別の本を読む連鎖。
知識を蓄えるだけかもしれないけど、これはこれで面白い。
いろんな読書術がありますね。
まとめ
今回は、読書術に関するお勧めする本を紹介しました。
本を読むための本が、今回紹介したもの以外にもたくさん出ています。
本を読むだけではなくて、どのように知識として定着させるか、多くの人が悩んでいるということですね。
すべての本に共通するキーワードは「アウトプット」
読んだら行動に移さないと身に付きません。
また、「目的を持って読書する」ことも知識を定着させるには重要なことです。
ただし、「読書が目的となる」という考え方もとくに間違えではなくて、読書を楽しむことにより知識が蓄積されていき、ふとした時に使えるときがくると考えます。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
本を読む時間がない、という方は耳で読書してみてはいかがでしょうか。
30日間は無料でトライアルできます。
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